佐賀県病院薬剤師会について

会長あいさつ

佐賀県病院薬剤師会

会長  松永 尚

先日の佐賀県病院薬剤師会総会において、平成2728年度の会長を務めさせていただくことになりました。今後、役員の方々や会員の皆様と共に病院薬剤師会を更に発展させ、医療の質の向上に努めていく所存でございます。何卒ご支援を賜りますようよろしくお願いいたします。

昭和50年代の病院薬剤師の業務はほとんどが調剤業務であり、やっと医薬品情報室が整備されたころです。しかしながら今を見てみると病院薬剤師を取り巻く環境は、大きく変化してきています。調剤というモノを扱う業務から、患者というヒトを扱う業務へと変化してきています。もちろん調剤は薬剤師業務の基本ではありますが、新たな転換期が訪れました。平成4年に医療法が改正され、医療の担い手として「医師、歯科医師、薬剤師、看護師」と「薬剤師」が明記され、これにより薬剤師の医療における責任は一段と重いものになりました。そして、平成22430日付の厚生労働省医政局長通知「医療スタッフの協働・連携によるチーム医療の推進について」が通達され、更なる大きな転換期を迎えることになりました。

平成24年の診療報酬改定では、病棟薬剤業務実施加算が認められました。これにより薬剤師による病棟活動が更に充実したものになっているのではないでしょうか。また、平成26年にはがん患者管理指導料3が新設され、入院患者だけではなく外来患者にも適応されるようになりました。これらの事から薬剤師の目指す業務は、ヒト(患者)を中心とした多職種連携によるチーム医療を推進する事であると考えられます。今後、益々薬剤師の臨床能力を発揮する場が広がっていく事になるでしょう。

一方、日本の超高齢化社会の到来により、医療提供体制の仕組みが見直されています。すなわち、一人の患者を一つの病院で診るのではなく、地域の複数の医療機関が一人の患者を見守るシステムが構築されようとしています。そのために病院機能の分化と連携強化そして在宅医療へのシームレスな運用が進められています。病院薬剤師会としてこの事を考えたとき、保険調剤薬局との薬薬連携の強化と同時にピカピカリンクを利用した病院薬剤師間の連携も推進しなければならないと考えます。

このような状況の中で、佐賀県病院薬剤師会は会員の皆様からお考えやご意見を頂き、より専門性を活かした運営を推進していきたいと考えています。皆様のご理解とご協力を何卒よろしくお願い申し上げます。   

                                平成27年6月